穏やかな生活を送るために

医療

上手に薬を服用する

抑肝散は500年ほど前から人々に愛用されてきた歴史のある漢方薬です。東洋医学においていらいらする、または激しい怒りが湧きあがるなどの精神的な高ぶりを抑えることに用いられてきた特徴がある薬です。そのため、かつては子どもの疳の虫や夜泣きに対して使用されていました。指示された用法を守って服用することで、子どもの体にも優しく作用していくのも特徴です。今では子どもだけでなく、大人の諸症状にも使われています。例えば、不眠症や更年期障害といった心や体の不快な症状にも効果があります。このように神経の高ぶりをコントロールして穏やかな生活が送れるようにするのも抑肝散の特徴です。さらに近年では、抑肝散は認知症の人にも処方されるようになりました。認知症患者にはちょっとしたことで怒り出してしまう症状があり、介護する人の悩みになっています。しかし抑肝散には興奮や攻撃性を抑える効果があるので、服用することで認知症を患う人の症状は緩和され介護をする人の手助けになります。抑肝散を服用し続けることで、自分でも感じている精神面での乱れや認知症患者の家族が介護を負担に思うストレスなどがいい方向に向かう可能性がかなり高くなります。抑肝散は漢方薬なので、飲んですぐに絶大な効き目が現れるというよりも緩やかに体に作用し始めます。そのため効き目が感じられないと慌てるのではなく、毎日飲み続けることで徐々に変化が現れるのを待つ姿勢が大切です。また抑肝散は粉で処方されることも多くあります。飲み慣れない場合には、オブラートなどを用意しておくと楽に服用できます。特に高齢者に服用させたい場合は、飲みやすさを考慮して薬を処方してもらうとスムーズに服用できます。また抑肝散の服用と並行して、上手に気分転換をしながら精神的なリラックスを心がけて生活していくとさらに薬の効き目も上がります。自分を追い詰めるような生活をせずに、息抜きすることを念頭において運動をしたり笑いを取り入れたりするような環境を整えるようにすると、抑肝散の効果にプラスした結果が期待できます。

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